【元CAが教える】空港到着は何時間前に着けばいいの?空港到着から搭乗までの流れ(国際線編)

こんにちは、元CAのSatomiです!

初めての一人旅や久しぶりの海外旅行でワクワク!でも当日どれくらい前に空港に到着したらいいの?チェックインやセキュリティーチェックってどれくらい時間がかかる?到着した後の流れがイマイチわからない…という不安のある方も多いですよね。ここでは、国際線搭乗への空港到着時間の目安や搭乗までの流れ、注意すべきポイントを紹介します。

「空港に到着=飛行機に乗れる」とは限らない

空港に到着したものの、時間配分やちょっとしたミスで肝心の飛行機に乗れない可能性も。搭乗して席に着くまでは安心できません。実際私も空港に到着していても予約していた飛行機に乗れなかったことが数回あります…。(もはやトラウマ笑)CAとして乗務の便でも、チェックインしているのに未搭乗のお客様はほぼ毎日のようにいらっしゃいましたので他人事ではないのです?!

ちなみにCAのように飛行機にも空港にも慣れきっていていると、ギリギリしか行かなくなり乗り遅れが多発している人も多い気もします笑。慣れている人も油断は禁物ですよ!

もし予約していた飛行機に乗れなかったらどうなるの?乗り遅れた場合の3つの損失

  • 予定が狂う:時間通りに到着できないことで観光などのスケジュールの予定が狂う。
    フルサービスキャリアなら同じ航空会社の次便に空席がある場合は振替になることも多いが、1日の便数が少ない就航地だと到着が次の日以降になる可能性も。
  • 出費が増える:振替ができない場合(LCCは特に)や違うチケットの買い直しをする場合などでかかる費用や、ホテルに宿泊が必要になったり、現地で予約していたホテル、アクティビティのキャンセル料などが発生する可能性があります。
  • 心理的ストレス:不安や心配、人と会う約束をしていた場合は迷惑をかけてしまうなどのストレスを感じるなど。

国際線の空港到着は何時間前?到着後の流れは?

結論的には国際線は約3時間前に到着が良いでしょう。

国際線で空港到着後の流れは大まかにこのような感じです。

空港に到着

航空会社のカウンターでチェックインと預け手荷物の手続き

保安検査場でセキュリティチェック
出国審査
搭乗

各ステップごとの手順と実際に起こりうる注意点

①空港に早めに着くようにする 注意度★★

電車が遅延したり、海外だと交通渋滞にはまってしまったりで想定より時間がかかることも予想されます。
飛行機は公共交通機関です。定時出発が原則なのでチェックイン時間を過ぎると、No show(現れなかった人)扱いになり締め切られます。満席の場合はその席が空席待ちの人や福利厚生チケットを持っている社員や同業者に割り振られます。
ターミナル間違えにも注意が必要です。最近は羽田空港も国内線メインのターミナルに国際線が新設していたり、成田空港もターミナルを間違えるとバスか電車での移動になりますので大きな時間ロスが生じます。

海外だとパリのシャルル・ド・ゴールやロンドン・ヒースローの規模の空港になると、ターミナルを間違えただけで一気に乗り遅れの現実感が増します。
渋滞に関しては、私の経験的には人口が多く公共交通機関が発達していない東南アジア、特にフィリピンやインドネシア(ジャカルタやバリ)は交通渋滞にはまる可能性が高いです。パリのシャルル・ド・ゴールも空港へ向かう高速道路が時間帯によっては全然車が動かなかったこともありました。

Satomi
Satomi

ちなみに私はプーケットでトゥクトゥクでのんびり空港に向かってチェックインに間に合わなかったことがあります…

②チェックイン&手荷物預け 注意度★★

空港に着いたら、まずは電光掲示板で自分のフライトを探して、チェックインやバゲージドロップのため航空会社のカウンターの番号を確認します。カウンターは時間帯によっては長蛇の列ができがちです。最近はカウンターでのチェックインより、事前にオンラインチェックインをしておく方が便利で主流になっています。
オンラインチェックインは24時間前からできることがほとんどなので、早めに済ませておくことをオススメします。

オンラインチェックインのメリット

  • 搭乗日当日カウンターでのチェックインが不要になり手続き時間の短縮になる
  • 航空券購入時に座席指定していない場合には空港でのチェックインより早めに座席指定できる。
  • もし預け荷物がなければカウンター自体に立ち寄る必要がない。

チェックイン締切時間

利用する航空会社によりますが、多くの航空会社が設定している締切時間の目安です。各航空会社で違うので、利用の航空会社のHPで必ず確認してくださいね。

国際線:60分前(航空会社によっては90−120分前のところも)

もし時間が迫っていて、チェックインカウンターやセキュリティーチェックが長蛇の列だった場合は係員に伝えましょう。もしかしたらショートカットで通してくれるかもしれません。もしもの時は搭乗する意思とアピールが大切です。

保安検査場でのセキュリティーチェック 注意度★★★

保安検査では、飛行機に持ち込む手荷物や乗客が身に着けているものに危険物や持込制限品がないかを確認しています。空港によってはここも時間のかかるポイントです。長蛇の列ができていたり、厳しい国だと何度も再チェックされる可能性もあります。
機内への持込みが制限されていることを知らずに、液体物、複数のライター、電池式コードレスヘアアイロンなどの所持品が保安検査場に持ち込まれて、やむを得ず捨てられているのをよく目にします。持込手荷物のルールや保安検査時のポイントを知っておくことが保安検査をスムーズに通過するために大切です。

保安検査で注意するもの

  • 液体物:各100mlまで。歯磨き粉、スプレー缶、クリームのような形状のものも液体物とみなさるので注意。持ち込む時は透明なジップロックのような、ジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に入れる必要があります。
  • 衣服:ベルト、靴、時計など。金属探知機に引っ掛かる場合も多いので最初から取り外していたり脱いでおく方がいいでしょう。
  • PC、タブレット:X線で引っかかるので、手荷物の中にある場合は取り出しておきましょう。
  • ポケットの中のもの:スマホ、鍵など。ポケットに入れていることを忘れがちです。

国際線の液体物の持ち込み制限に関してはこちらの記事もどうぞ。

【元CAが教える】国際線での液体物持ち込み制限ルールについて

出国審査 注意度★

日本の空港は日本のパスポートを持っていれば自動化ゲートが使えたりするのであまり並ぶイメージはないかもしれません。
海外の空港では出入国カードが必要な場合もあるので、無くさないよう注意しましょう。
個人的にはあまり出国審査で並んだ記憶はないですが、もちろん空港や時間帯にもよると思います。

搭乗までの時間は一度ゲートの場所を確認!

出国したら、電光掲示板で自分のフライトとゲートを確認しましょう。チェックイン後にゲート変更していることもよくあります。もし時間と体力に余裕があれば、一度ゲートまで下見に行って距離感を体感してみると良いでしょう。空港にもよりますが、本当に思ってたより遠ーーい時あります!一駅分くらいは余裕で歩いてるな、という時あります。散々歩いてその後さらにシャトル(電車)やバスでゲートまで移動しなければいけないと分かった時の絶望感とか半端ないです笑。

ゲートの場所を確認したら、後はフリータイムです。私はこの時間が大好きです!
免税品を買ったり、ラウンジを使ったり、国際線に乗る醍醐味はここにあると言っても過言ではありません。

免税品は、提携しているクレジットカードを持っていれば免税価格から更に割引になるので、化粧品等もすごくお得に買えます。(例えばANAカードを持っていれば、ANA系列の免税店だと10%引きになるなど)空港でしか売っていない特別な商品やセット売りもあります。日本の空港で買うのが一番品揃えが良くて安い気もするので、私は直行便だったらここですでに色々と買い込みます。乗り継ぎ便の場合は、乗り継ぎ先の保安検査で100ml以上の液体物は没収される可能性があるので注意が必要です。

ラウンジの利用もオススメです。飲み物や軽食を頂きながら、Wi-Fi、充電、清潔なトイレなども利用でき快適に待つことができます。ラウンジは通常はビジネスクラス以上や多頻度のステータスを持っている乗客が対象ですが、特定のクレジットカードやプライオリティパスを持っていればエコノミーのチケットでも使用できます。

【プライオリティパス】エコノミークラスでもOK?国際線でラウンジを使ってリッチな旅行をする方法

搭乗 注意度★

搭乗時刻になったらゲートに向かいましょう。もし手荷物が多くある場合はギリギリだと自分の座席近くの収納棚にスペースがない可能性もあるので、早めに搭乗した方いいかもしれません。
座席に着いたら、まずは一安心です。飛行機が出発するまで待ちましょう。

まとめ

国際線の空港到着時間の目安や搭乗までの流れ、注意すべきポイントを紹介しました。参考になりましたでしょうか?今回紹介した全体的な流れをイメージしておけば、空港到着後はスムーズに搭乗ができるでしょう。
基本的には時間にゆとりを持って行動していれば、少しハプニングがあっても問題なく搭乗できるはずです。

皆さんの旅行参考になりましたら幸いです。

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